楊貴妃の美肌の秘密は華清池の温泉!現代に生かすデトックス温活

世界三大美女の一人に数えられ、「傾国の美女」とも称される楊貴妃。
玄宗の寵愛を独り占めした楊貴妃の美しさにまつわる伝説はたくさん残っています。

中でも有名なのが、楊貴妃の白くきめの細かい、絹のような肌。
楊貴妃の美肌の秘訣は温泉地「華清池」にあります。

楊貴妃の温泉美容法を参考に、自宅で簡単にできるデトックス温活のやり方をわかりやすく紹介します。

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楊貴妃の美肌の秘密は華清池の温泉!

華清池は西安(唐の都・長安)から東へ約30キロメートルの驪山の麓にあります。

実は、華清池はおよそ3000年前の周の時代から、歴代の皇帝に愛されてきた温泉地。

玄宗は楊貴妃のために華清池に壮麗な宮殿を築きました。
華清池を気に入った楊貴妃は、ここで一年のほとんどを過ごしたといわれています。

白居易の有名な詩「長恨歌」の一節にも、
「春寒くして浴を賜う華清の池、温泉の水滑らかに洗う凝脂」
と、楊貴妃が湯浴みを楽しむ姿が描かれています。

華清池の泉質

3000年前には既に存在していた華清池。
華清池は現代の温泉医学の視点から見ても、美肌の湯の条件を満たしていました。

華清池は湧出温度が約43度。
これは人間がリラックスして入浴できる温度です。
泉質は「弱アルカリ性硫酸塩泉(または、塩化物泉の特徴をあわせもつ)」に分類されます。

ピーリング効果(弱アルカリ性)

華清池には、肌の表面にある古い角質や皮脂を優しく溶かす作用がありました。
入浴するだけで毛穴の詰まりが取れ、ゴワついた肌が柔らかく、滑らかになりました。

天然の保湿ベール(硫酸塩・塩化物)

温泉に含まれるミネラル成分が皮膚の表面で水分と結びついて、薄い皮膜を作ります。

このベールが水分の蒸発を防いで、肌の潤いをキープ。
乾燥による小ジワやくすみを防ぐことができました。

温泉は陽気を補う最高の養生法

東洋医学(中医学)における美肌とは、単に皮膚表面を整えることではありません。
体内の気(エネルギー)、血(栄養)、水(体液)が滞りなく巡っている状態を指します。

当時、温泉は「陽気(体を温めるエネルギー)」を補う最高の養生法と考えられていました。

体が冷えると血の巡りが悪くなり、体内に不要な老廃物(痰湿や瘀血)が溜まります。
そして、目の下のクマ、シミ、くすみ、肌荒れを引き起こします。

華清池で温泉に毎日浸かっていた楊貴妃は、
・体を芯から温めて、五臓六腑を活性化させる
・健康的な血色感(チークを入れたような自然な赤み)と透明感を生み出す
などし、美肌を保ちました。

トータル温活ケア

楊貴妃の美肌づくりは、温泉に浸かるだけではありません。
温泉の温熱効果をさらに高めるための工夫をしていました。

薬湯(ハーブバス)の活用

楊貴妃は温泉に血行を促進する生姜(ショウガ)、当帰(トウキ)を入れました。
また、バラの蕾を浮かべてリラックスするなどし、美容効果を何倍も高めていました。

入浴後のライチと薬膳

楊貴妃がライチを好み、玄宗が南方からわざわざ取り寄せていたことは有名ですよね。
実は、ライチは体を温める果物です。

また、血を補うクコの実やアキョウなどの薬膳食材を積極的に摂取していました。

女官
女官

外側から温泉で、内側から温性の食材で体を温める。
楊貴妃は温泉と食材を活かして、トータルに温活ケアをしていました。

現代に生かすデトックス温活

現代を生きる私たちは、
・エアコンによる冷え
・デスクワークによる血行不良
・ストレスによる自律神経の乱れ
など、体が冷えやすく、毒素が溜まりやすい環境に置かれています。

楊貴妃の美肌の秘訣を参考に、私たちが実践できるデトックス温活の方法を紹介します。

自宅のお風呂を「華清池」に変える入浴法

私たちは毎日温泉に行くことはできませんよね。
でも、おうちでのバスタイムを少し工夫するだけで、華清池に近い美肌効果を得られます。

湯船の温度は40度

熱すぎるお湯(42度以上)は、交感神経を刺激して身体が緊張状態になります。
また、肌のセラミド(保湿成分)を流出させてしまいます。

副交感神経を優位にする、身体を芯から温めるお湯の温度は40度。
半身浴であれば40度のお湯に10〜15分、全身浴なら10分程度浸かりましょう。

じんわりと汗をかくぐらいが、デトックスできているサインです。

自宅で「華清池」を再現

入浴剤や自宅にあるもので、華清池の泉質に近づけることができます。

エプソムソルト(硫酸マグネシウム)

ハリウッドセレブも愛用するエプソムソルトは硫酸塩の一種。
華清池の主成分に近く、高い発汗作用と保温効果があります。

毛穴の奥の老廃物を引き出すデトックスに最適です。

重曹(炭酸水素ナトリウム)

お風呂に大さじ2杯の重曹を入れると、お湯が弱アルカリ性に変わります。
肌の角質を柔らかくし、肌触りがツルツルになります。
※肌が弱い方は少量から試してください。

日本酒

コップ1杯の純米酒を湯船に入れるのもおすすめ。
日本酒に含まれるアミノ酸が保湿効果を発揮し、体を芯から温めてくれます。

東洋医学的「ツボ押し」

入浴中に、血行と水の巡りを促すツボを押すことで、デトックス効果が高まります。
次の3つのツボを、お風呂の中で揉みほぐしてみましょう。

三陰交

内くるぶしの中心から指4本分上がったところ、骨のキワにあります。
「女性の万能ツボ」と呼ばれ、冷え性、むくみ、生理不順の改善に効果的です。

陰陵泉

ふくらはぎの内側にあるすねの骨を、膝に向かって指でなぞってみてください。
膝の下で指が止まる大きなくぼみがあります。

体内の無駄な水分を排出し、むくみの改善に効果的です。

合谷

手の甲の親指と人差し指の骨が交わる手前のくぼみにあります。
大腸の経絡に繋がっていて、お腹の調子を整え、便秘による肌荒れやくすみを改善します。

「巡り」を極める、浴後の温活ルーティン

お風呂で体を芯から温めても、その後の過ごし方次第で効果が半減してしまいます。
湯冷めを防ぐ入浴後のケアが重要です。

白湯で水分補給

入浴によって体内から多くの水分が失われています。

女官
女官

「ここで冷たいビールや牛乳を一杯」
と言いたいところですが、それでは温まった内臓が一気に冷えてしまいます。

コップ1杯の常温の水、または白湯をゆっくり飲みましょう。
内臓を徐々に刺激し、胃腸の動きを活発にして、残った毒素を尿として排出します。

着替えは3分以内

入浴後、肌の表面から水分が蒸発すると、体温が急激に奪われます(湯冷め)。

タオルで水分を拭き取ったら、すぐに化粧水で保湿して着替えましょう。
足首を冷やさないように、靴下も履くといいですね。

食事からアプローチする「内側からの温活」

毎日の食事に体を温める食材や血を補う食材を取り入れることも大切です。

温める食材(温・熱性)

生姜、にんにく、ネギ、カボチャ、鶏肉、羊肉、エビ、シナモン、黒糖

身体を温めるおすすめの飲み物が生姜紅茶。
生姜には、お腹の芯から熱をつくり出す効果があります。
甘みが欲しいときは、体を温める作用のある黒糖やはちみつを入れましょう。

血を補う食材(補血)

クコの実、ナツメ、プルーン、黒豆、ほうれん草、レバー、カツオ

まとめ:楊貴妃の知恵で、冷えない・揺らがない無敵の美肌へ

楊貴妃が華清池で実践していたのは、今でいうデトックス温活。

美肌は化粧品を外側から塗るだけで作られるものではありません。
体内に不要なものを排出し、血液を隅々の細胞まで届けること。

このシンプルで本質的なケアを、楊貴妃は温泉と温性の食材を活用して続けていました。

忙しい毎日だからこそ、自分の体と心を労わるバスタイムを過ごしてみてください。
体の内側からポカポカと潤い、楊貴妃のような肌に近づけるかもしれません。
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