子どもやペットのいるご家庭必見！障子紙が破れる理由と対策

・知らない間に、障子紙が破れていた
・子どもやペットが障子紙を破ってしまった
という経験はありませんか？

障子紙が破れる理由と対策を紹介します。

障子紙が破れる理由

障子紙が破れる理由は大きく3つあります。

物理的な衝撃

障子紙の素材は紙。
強度のある壁とは異なり、障子紙の耐久性は低いです。

指が当たった、物が当たったなど、物理的な衝撃が加わることで障子は簡単に破れます。

紫外線や湿気による劣化

ということはありませんか？

紫外線に弱いのは障子紙も同じ。
特に日当たりのいい部屋にある障子紙は劣化しやすいです。

また、湿度が高い部屋では、障子紙が水分を吸収するため、早く劣化してしまいます。

経年劣化

障子紙をどれぐらいの頻度で張り替えていますか？

障子紙を張り替える時期の目安は2年から5年といわれています。
つまり、障子紙の寿命は平均3年程度。

3年前に張り替えた障子が（物理的な衝撃が加わっていないのに）破れたなら、それは経年劣化が原因かもしれません。

最も普及している障子紙はパルプ障子紙。

パルプ障子紙は、
① ホームセンターで販売されているため、入手しやすい
② 障子紙の中で、価格が一番安い
ため、張り替える時に候補にまず挙がります。

ただ、強度がない、紫外線に弱いといったデメリットがあります。
障子紙が破れやすいと感じたら、障子紙の種類に注目しましょう。

対策

障子紙が破れる理由を理解したところで、対策をみていきましょう。

衝撃に強い障子紙に張り替える

紹介したように、パルプ障子紙は強度がない、紫外線に弱いため、破れやすいです。

パルプ障子紙の他、障子紙には、
① 強化紙
② 障子紙
③ プラスチック強化紙
などの種類があります

強化紙

強化紙は化学繊維を使用しているため、
・強度がある
・紫外線に強い
・（強度があるため）張り替えしやすい
といったメリットがあります。

ただ、強化紙のこのメリットは、パルプ障子紙と比較したもの。

この後に紹介する障子紙に比べると、強度や耐久性は低くなります。
また、ほこりが吸着しやすく、汚れが目立ちやすいのもデメリットです。

楮障子紙

楮障子紙は楮（コウゾ）を主な材料に作られた和紙で、
・強度がある
・通気性が良く、水分をため込みにくい
といったメリットがあります。

ただ、パルプ障子紙や強化紙に比べてマイナー。
販売しているお店が少なく、また、値段が高いというデメリットがあります。

プラスチック強化紙

プラスチック強化紙は、その名前のとおり、プラスチックを使用しています。

そのため、
・強度がある
・水拭き
など、こまめに手入れをすることができるといったメリットがあります。

ただ、水分を吸収しないため、湿度の高い部屋で使用すると、結露が発生します。
また、楮障子紙と同じく、価格が高いというデメリットもあります。

紹介した障子紙にはそれぞれメリットとデメリットがあります。
使用したい年数や予算で選ぶといいですね。

段ボールやプラスチック板でガードする

対策の一つとして、衝撃に強い障子紙に張り替えることを紹介しました。
でも、賃貸物件では、障子紙を勝手に張り替えられませんよね。

段ボールやプラスチック板を置いてガードすれば、障子紙に物理的な衝撃が加わりません。
障子紙を張り替えるよりコストがかからないため、気軽に試すことができます。

① 障子紙を張り替えられない
② カーテンをつけられない
など、他の対策を打てない場合だけにしましょう。

カーテンでガードする

障子にカーテンをつけられるなら、カーテンで障子紙をガードしましょう。

透明のビニールカーテンであれば、
① 物理的な衝撃を軽減できる
② 日光が部屋に入るため、部屋全体が明るくなる
といったメリットがあります。

といっても、障子にはカーテンレールがありませんよね。

という方もいらっしゃると思います。

このような場合には、
① 障子の上にある鴨居にフックを複数つける
② 突っ張り棒をフックに乗せる
ようにして、カーテンレールを作りましょう。

鴨居や壁を傷つけないため、賃貸でも安心して取り組めますよ。

まとめ：賃貸なら板やカーテンでガード！

障子紙が破れる理由と対策を紹介しました。

障子紙が破れる理由には、
① 物理的な衝撃
② 紫外線や湿気による劣化
③ 経年劣化
が挙げられます。

① 衝撃に強い障子紙に張り替える
② 段ボールやプラスチック板でガードする
③ カーテンでガードする
などの対策をして、障子紙を綺麗な状態に保ちましょう。