洗濯に残り湯を使うと水道代をどれぐらい節約できる?正しい方法と注意点

エネルギーコストの上昇に伴い、水道光熱費も上がっています。
洗濯に残り湯を使って、家計の負担を減らしてみませんか。

洗濯残り湯を使うと水道代どれぐらい節約できるのか
② 残り湯を使った正しい洗濯方法
③ 残り湯を使った洗濯の注意点
を紹介します。

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洗濯に残り湯を使うと水道代をどれぐらい節約できる?

水道代の代表的な節約方法が残り湯を使った洗濯。
洗濯に残り湯を使うと、水道代をどれぐらい節約できるのでしょうか。

洗濯一回にかかる水道代は、
1リットルあたりの水道代×洗濯(洗い・すすぎ)で使う水の量
で計算できます。

例えば、大人2人、子供2人の4人家族の場合。
大人一人あたりの洗濯物は1.5キログラムで、子供一人あたりの洗濯物をその半分とします。
4人家族の洗濯物の量は4.5キログラムとなり、一般的に50リットル程度の水が必要です。

(一概には言えませんが)つまり、洗濯一回あたり100リットル(洗い・すすぎ)の水を使います。

2023年現在、東京都の水道代は1リットルあたり0.24円。

これを先程の計算式にあてはめると、
0.24円×100リットル(洗い・すすぎ)=24円
が洗濯一回あたりの水道代となります。

洗いに残り湯を使った場合、水の使用量が50リットルとなるので、水道代は半分(12円)になります。
一日一回洗濯するご家庭でこれを30日間続けると、一ヶ月で360円節約できます。

ここで、忘れてはいけないのが、ポンプ代と電気代です。

ポンプを使う場合、ポンプ代(1500円程度)がかかります。

また、ポンプを5分使用した場合、一ヶ月で電気代が1.5円かかります。

つまり、残り湯を4ヶ月以上使い続けてやっと、洗濯にかかる水道代を節約できると心得ておきましょう。
※洗面器やバケツで残り湯をすくう場合、ポンプ代と電気代はかかりません。

残り湯を使った正しい洗濯方法

洗濯に残り湯を使えば、水道代を節約できる。
そう知って、残り湯を使って洗濯してみようと思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

残り湯を使った正しい洗濯方法をみていきましょう。

残り湯のゴミを取り除いておく

湯船にしばらく浸かった後に、湯船の表面をよく見ると、白いゴミや髪の毛が浮いていませんか?

白いゴミの正体は皮脂汚れ。

皮脂汚れやほこり、髪の毛が入った残り湯を洗濯に使うのは不衛生ですよね。
また、ほこりや髪の毛は洗濯機が詰まる、故障する原因に繋がります。

洗濯に使う前に、できるだけ皮脂汚れやほこり、髪の毛は取り除いておきましょう。

洗いに残り湯、すすぎに新しい水を使う

お風呂に入った翌朝に洗濯するご家庭が多いと思いますが、雑菌の繁殖スピードは一晩で1000倍。

すすぎに残り湯を使うと、雑菌が衣服の繊維に入り込む、嫌なにおいが衣服につくおそれがあります。

洗いに残り湯を使って、すすぎには新しい水を使いましょう。

洗濯に残り湯を使うメリットは、水道代の節約だけではありません。

お湯で洗濯すると、
① 衣服の油分が溶けて、汚れが落ちやすい
② 洗剤がお湯に溶けて、汚れをしっかり落とせる
といったメリットがあります。

つまり、洗濯に温かい残り湯を使うことで、水道代の節約以外のメリットを得られるんです。

お風呂に入った後すぐに洗濯できるなら、残り湯は温かいうちに使いましょう。

残り湯を使った洗濯の注意点

入浴剤を入れた残り湯を洗濯に使うと、
① 入浴剤の色が服に移る
② 入浴剤の溶け残りが洗濯機に詰まる
などのおそれがあります。

水道代を節約したいのに、服や洗濯機を買い換えることになったら、節約になりませんよね。
入浴剤のパッケージにある説明文を見て、残り湯を洗濯に使っても問題ないかどうかを確認しておきましょう。

洗いに残り湯を使って、
・雑菌が衣服の繊維に入り込む
・嫌なにおいが衣服につく
ことはないの?

と心配になる方もいらっしゃると思います。

衣料用洗剤には、除菌・消臭効果のある成分が含まれています。
洗いに残り湯を使っても、洗剤が残り湯の雑菌を取り除いてくれるんです。

そのため、洗いに残り湯を使うことは全く問題ないので、安心してくださいね。

まとめ:残り湯で節約&汚れを効率的に落とす!

洗濯残り湯を使うと水道代どれぐらい節約できるのか
② 残り湯を使った正しい洗濯方法
③ 残り湯を使った洗濯の注意点
を紹介しました。

洗濯の洗いに残り湯を使うと、一ヶ月で360円程度節約できます。

すすぎに新しい水を使えば、衛生上問題はありません。
是非、試してみてくださいね。

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