ベビーカーの暑さ対策の定番といえば保冷剤ですよね。
でも、保冷剤の使い方を間違えると、効果が半減したり、赤ちゃんが体調を崩す原因になったりします。
そこで、保冷剤でベビーカーの暑さ対策をする時の効果的な使い方と注意点を紹介します。
保冷剤でベビーカーの暑さ対策をする時の効果的な使い方
保冷剤でベビーカーの暑さ対策をする場合、保冷剤をどのように使えばいいのでしょうか。
首元を冷やす
保冷剤で身体を冷やしたいなら、太い血管が通っている部位に当てるのが効果的です。
太い血管が通っている代表的な部位は、
① 首元
② 脇の下
③ 太ももの付け根
の3つ。
→ 脇で保冷剤を挟んだら、手を挙げると保冷剤が落ちてしまいます。
→ 太ももの付け根の下に保冷剤を置いたら、赤ちゃんの座る姿勢が崩れてしまいます。
そのため、首の後ろに保冷剤を当てるのがオススメです。
背中を冷やす
ベビーカーに密着する面積の広い背中は汗をかきやすい部位。
汗をかきやすい背中は汗疹ができやすい部位でもあります。
① 身体を冷やせる
② 汗疹を防げる
ので、一石二鳥です。
保冷剤でベビーカーの暑さ対策をする時の注意点
手軽に暑さ対策をできて便利な保冷剤。
保冷剤でベビーカーの暑さ対策をする場合、次のような点に注意しましょう。
破れていないものを使う
・冷凍庫で凍らせて使う保冷剤
・冷蔵庫で冷やして使う保冷剤
など、保冷剤にもさまざまなタイプがありますが、どれも中にジェルが入っています。
パッケージが破れていても、保冷剤が凍っていればジェルは出てきません。
☑ 凍らせる前の保冷剤
☑ 溶け始めている保冷剤
☑ 冷蔵庫で冷やして使う保冷剤
であれば、ジェルが破れた箇所から出てきてしまいます。
光に当てるとキラキラするジェルは、見た目がゼリーにそっくり。
ジェルが赤ちゃんの手に付いたら、赤ちゃんが口に入れてしまうおそれがあります。
また、皮膚が薄く、肌が敏感な赤ちゃんは炎症を起こすおそれがあります。
保冷剤を使う前に、パッケージが破れていないかを必ず確認をしましょう。
万が一、赤ちゃんが保冷剤を食べた場合には、水や牛乳を飲ませて吐かせ、病院に連れて行ってください。
また、ジェルが赤ちゃんの肌に付いた場合には、水ですぐに洗い流してくださいね。
身体に直接当てない
保冷剤を身体に直接当てると、
☑ 身体を冷やし過ぎる
☑ 凍傷になる
などのおそれがあります。
身体を冷やし過ぎると、汗をかかなくなり、身体に熱を閉じ込めてしまいます。
赤ちゃんの身体を守るために保冷剤を使っているのに、保冷剤を使って赤ちゃんが体調を崩したら本末転倒です。
タオルやガーゼに包んだり、保冷シートに入れたりして、保冷剤が身体に直接当たらないようにしましょう。
赤ちゃんの手の届かないところに置く
冷凍庫で凍らせて使う保冷剤は、ガチガチに固まった大きな氷と同じ。
赤ちゃんの手の届かないところに置いて、保管しましょう。
保冷剤を赤ちゃんの身体に当てる時は、赤ちゃんが保冷剤を手にしていないかをこまめに確認するようにしてください。
結露で濡れたタオルやガーゼは交換する
冷凍庫で凍らせて使う保冷剤は、溶けるにつれて結露が発生します。
結露が発生すると、保冷剤を包んでいるタオルやガーゼが濡れて、赤ちゃんの服も濡れてしまいます。
保冷剤を包むタオルやガーゼが濡れたら、赤ちゃんの服が濡れる前に交換するようにしてください。
保冷剤を過信しない
天気予報で発表する気温は百葉箱で計測したもの。
百葉箱の高さ(1.5m)で計測した数値です。
地面に近ければ近いほど、地面の熱、また、反射熱で気温が高くなります。
ベビーカーに座っている赤ちゃんは、ママよりも暑さを感じやすいんです。
保冷剤で赤ちゃんの身体を冷やすことはもちろん大事です。
ただ、保冷剤を使ったからといって、高さ50cmの気温が変わるわけではありません。
「保冷剤を使っているから、熱中症にならない」と、過信しないようにしましょう。
① 直射日光を避ける
② 水分補給をこまめにする
の2つ。
保冷剤と一緒に、帽子とお茶を持ち歩いてくださいね。
まとめ:保冷剤を正しく使って、夏を乗り越えよう!
保冷剤でベビーカーの暑さ対策をする時の効果的な使い方と注意点を紹介しました。
保冷剤でベビーカーの暑さ対策をするなら、首元や背中を冷やすのが効果的です。
・保冷剤は破れていないものを使う
・身体に直接当てない
・赤ちゃんの手の届かないところに置く
・結露で濡れたタオルやガーゼは交換する
などして、保冷剤の危険から赤ちゃんを守ってください。
保冷剤を効果的に正しく使って、暑い夏を乗り越えましょう。