
「逆賊の幕臣」、「龍馬伝」、「青天を衝け」など。
幕末が舞台のNHK大河ドラマに欠かせない、天才幕臣・小栗忠順。
小栗忠順(上野介)の生涯や功績を学べるおすすめの本を5冊厳選して紹介します。
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① 史実に基づいて、しっかり学べる【新書】
② ドラマのように感情移入しながら楽しめる【小説】
の2つのジャンルに分けました。
ご自身の好みにピッタリの一冊をみつけてください!
【新書】史実に基づいて、小栗忠順の生涯と功績を学べる3選
「史実に基づいて」といっても、全然難しい本ではありません。
幕末史が苦手な方でも夢中になれる!わかりやすい新書を3冊紹介します。
『決定版 小栗上野介 ― 隠された悲劇の幕臣』
著者は小栗忠順が眠る東善寺の住職であり、小栗上野介顕彰会理事を務める村上泰賢。
長年にわたって小栗忠順の研究を重ねてきた著者の「決定的評伝」です。
遣米使節団として日本人初の太平洋横断に、アメリカとの通貨交渉で見せた鋭い経済感覚。
帰国後の横須賀製鉄所(造船所)の建設に、フランス式軍隊の整備。
そして、幕府の終焉と共に、「逆賊」の濡れ衣を着せられて散っていく最期の瞬間まで。
世界を見た小栗忠順のアクティブな生涯を、史料に基づいて客観的に描いています。
☑ 横須賀製鉄所の建設など、日本近代化における小栗忠順の功績を知りたい方
☑ 小栗忠順に関する本を初めて読む方
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横須賀製鉄所を「土蔵」にたとえた小栗忠順の真意が理解できる本です。
『幕臣・小栗忠順の真実』
著者は織豊政権から江戸幕府の崩壊まで(日本近代史)を専門とする歴史学者・安藤優一郎。
小栗忠順の経歴や年表に沿って、史実を淡々と語っています。
外国奉行、勘定奉行、軍艦奉行、海軍奉行など、幕府の要職に就いた小栗忠順の功績。
能力の高さと決断力から、周囲の反感を買うことも少なくなかった小栗忠順の最期。
明治時代の偉人・大隈重信、福沢諭吉、東郷平八郎の小栗忠順に対する評価。
幕臣・小栗忠順の生涯と評価がこの一冊に詰まっています。
☑ 幕府の視点から、明治維新を見直したい方
☑ 小栗忠順の生涯と幕末政治史の全体像をまとめて把握したい方
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幕末の知識が少なくても頭にスッと入る構成です。
『小栗上野介(主戦派)VS勝海舟(恭順派)― 幕府サイドから見た幕末』
同じ時代を生きた天才幕臣・小栗忠順と勝海舟。
二人は一緒に渡米し、欧米諸国・日本間の技術力の圧倒的な差を痛感します。
でも、二人が幕府の終焉に選んだのは、「主戦派」と「恭順派」という真逆の道。
小栗忠順と勝海舟それぞれの視点から描いた、ユニークな切り口の一冊です。
☑ 幕府内部の対立や政局をさまざまな視点から知りたい方
☑ 歴史の「もしも…だったら」を考えたい方
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タイトルに「VS」とありますが、対立軸はなく、両者に感情移入して読める一冊です。
【歴史小説】ドラマのように感情移入しながら楽しめる2選
小栗忠順のドラマチックな生き様、葛藤を臨場感たっぷりに楽しめる小説を2冊紹介します。
歴史が苦手な方でも、集中して一気読みすること間違いなし!です。
『覚悟の人 小栗上野介忠順伝』
近代化にはほど遠い日本、財政難の幕府、優柔不断な将軍。
新政府軍から恐れられながらも、幕末の混乱に強い信念をもって挑む小栗忠順。
直木賞作家・佐藤雅美が小栗忠順の生涯をあざやかに描いた一冊です。
☑ 読みごたえのある長編歴史小説を探している方
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512ページに及ぶ超大作!この一冊で、小栗忠順の生涯がわかります。
『小説 小栗上野介 日本の近代化を仕掛けた男』
勝利した官軍の視点から描かれる歴史小説が多い中。
こちらは幕臣・小栗忠順の生涯を通して、幕末史の裏側を描いています。
井伊直弼に抜擢されて頭角を現した小栗忠順の才能に迫る一冊です。
☑ 幕府内部にとらわれない小栗忠順の人間関係を知りたい方
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通貨交渉でアメリカに屈さず、対馬を占拠するロシアと交渉する小栗忠順。
欧米列強の圧力に動じない小栗忠順の「漢(おとこ)」を感じられる一冊です。
小栗忠順の魅力とは?本を読む前におさえておきたい3つの凄さ
本を読む前に、小栗忠順の魅力を知っておくと面白さが倍増!
小栗忠順が「天才幕臣」や「明治の父」と呼ばれるポイントを整理しました。
世界を見て磨いた「先見の明」
1860年(万延元年)に、遣米使節団の目付としてアメリカに渡った小栗忠順。
近代的な造船所・製鉄所、金融の仕組みを目の当たりにし、日本の遅れを痛感します。
近代化の必要性を感じた小栗忠順は、帰国後すぐにインフラ整備に着手しました。
日本の近代化を支えた「横須賀製鉄所」の建設
フランスの技術を導入して、小栗忠順は横須賀製鉄所(後の造船所)を建設。
幕府は終焉を迎えましたが、明治以降の日本の基幹産業や海軍力の土台となりました。
東郷平八郎が「日露戦争の勝利は小栗殿のおかげ」と感謝したエピソードは有名です。
幕府の終焉と無念の最期
幕臣として、幕府の再建と日本の防衛に命を捧げた小栗忠順。
大政奉還後は群馬県権田村(現・高崎市倉渕町)で隠棲します。
ところが、新政府軍によって取り調べもないまま斬首されるという最期を遂げました。
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小栗忠順の功績と最期を知って本を読むと、一つ一つの言葉が一層胸に迫ります。
まとめ:ピッタリの一冊をみつけて、小栗忠順のスゴさを体感
幕末といえば、坂本龍馬や西郷隆盛などの「志士」に注目しがち。
でも、命がけで日本の未来をつくろうとした幕臣の存在を知ると、幕末史の見方が大きく変わります。
自分にピッタリの一冊をみつけて、小栗忠順の生き様に想いを馳せてください!
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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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