ベビーカーに扇風機は暑さ対策にならない?逆に危ない?安全な使い方

毎年暑さの増す夏。
ハンディ扇風機を顔に向けて使う方をよく目にしますよね。

・扇風機があれば、赤ちゃんが涼しく感じるかも!
・扇風機がないよりマシ…

と思って、ベビーカーに扇風機を取り付けるママもいらっしゃるのではないでしょうか。

実は、扇風機がベビーカーに乗っている赤ちゃんの暑さ対策になるとは限りません。
それどころか、使い方を間違えると、
・赤ちゃんとママが体調を崩す
・赤ちゃんが怪我をする
などのリスクがあります。

ベビーカー扇風機を使用しても暑さ対策にならない理由リスク安全な使い方を紹介します。

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ベビーカーに扇風機は暑さ対策にならない?

太陽が照りつける真夏に、

風があったら、そんなに暑くないかもしれない…

と思ったことのあるママもいらっしゃるのではないでしょうか。

ベビーカーに乗っている赤ちゃんの体感温度をご存知でしょうか。

地面から50cm離れるごとに、気温が1度下がるといわれています。

例えば、地面から5cmの高さの気温が36度だったとしたら、
・ベビーカーに乗っている赤ちゃんの体感温度は35度
・身長150cmのママの体感温度は33度
となります。

つまり、ベビーカーのベルトに扇風機を取り付けたら、35度の風が赤ちゃんに届くんです。
太い血管が通っている首や脇の下、太ももの付け根は、体温を左右します。

35度の風が首や脇の下に当たり続けたら、体温はぐんぐん上がります。
その結果、暑さ対策に使っているはずの扇風機が熱中症を引き起こすことも。

ベビーカーに扇風機が暑さ対策になるか、ならないかは使い方次第なんです。

ベビーカーに扇風機は逆に危ない?

暑さ対策に使っているはずの扇風機が熱中症を引き起こすおそれがあると紹介しました。

その他、次のようなリスクがあります。

体調を崩す

扇風機の風が長時間当たり続けると、身体の表面温度が奪われ、身体が部分的に冷え過ぎてしまいます。

・風邪をひく
・頭痛になる
・下痢になる
といった体調不良を引き起こすおそれがあります。

また、肌の水分が奪われ、肌が乾燥してしまいます。
赤ちゃんの肌はとても敏感なので、肌トラブルを引き起こしやすくなるおそれがあります。

更に、赤ちゃんは口呼吸することが多く、扇風機の風が喉に当たりがち。

喉が乾燥すると、咳が出やすくなって、
・眠れない
・不機嫌になる
など、ママの負担が大きくなってしまうこともあります。

指を怪我する

羽を回転させて、風を巻き起こす扇風機。

残念ながら、赤ちゃんの指が羽に当たって大怪我するという事故が起きています。

また、扇風機のガードの間に指を挟んで、指が抜けずに泣く赤ちゃんもいます。

ドライアイになる

好奇心旺盛な赤ちゃんはまばたきを忘れがち。

風が目に当たり続けると、目の表面の水分が蒸発して、ドライアイになります。

ドライアイになると、目の表面が傷つく、視界がぼやけるなどのトラブルを引き起こしてしまいます。

ベビーカーでの扇風機の安全な使い方

ベビーカーで扇風機を使うリスクを紹介しましたが、扇風機を正しく使えば、全く問題ありません。

ベビーカーのハンドル部分に取り付け

紹介したように、ベビーカーのベルトに扇風機を取り付けると、35度の風が赤ちゃんに届いてしまいます。

少しでも涼しい風が当たるように、ベビーカーの高い位置に扇風機を取り付けましょう。

オススメはベビーカーのハンドル。

涼しい風が当たるうえに、取り外しが楽なので、ママの負担を減らせます。

シェードは赤ちゃんより高い位置にありますが、扇風機をシェードに取り付けるのはやめてください。

赤ちゃんの身体の大きさによっては、シェードに手が届いてしまいます。
扇風機をシェードに取り付けていると、赤ちゃんの手が当たって、扇風機が落ちてしまうおそれがあります。

扇風機を過信しない

紹介したように、扇風機の当てる向き、当てる時間によっては、赤ちゃんが体調を崩してしまいます。

「扇風機を使っているから大丈夫!」と過信しないようにしましょう。

冷房のきいた室内に入ったのに、扇風機を使い続けているママを時々見かけます。
ベビーカーを押す手を止めて、扇風機の使い方を見直してみましょう。

まとめ:扇風機を正しく使って、夏を乗り越えよう!

ベビーカー扇風機を使用しても暑さ対策にならない理由リスク安全な使い方を紹介しました。

ベビーカーに扇風機が暑さ対策になるかならないかは使い方次第!

使い方を間違えると、赤ちゃんが体調を崩したり、怪我をしたりします。

もちろん、扇風機を正しく使えば、ベビーカーの暑さ対策になります。
扇風機を正しく使って、今年の猛暑を乗り切りましょう。

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