ホヤって何?含まれる栄養素とおすすめの食べ方、さばき方

宮城県のスーパーでよく目にするホヤ。
その日に店頭に並んでいなくても、翌日には並んでいることが多いほど、宮城県ではメジャーな海産物です。

見た目が苦手な方が多いホヤですが、そもそもホヤとは何なのでしょうか?

ホヤの生態や旬、種類、含まれる栄養素やおすすめの食べ方、さばき方を紹介します。

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ホヤって何?

ホヤには「海のパイナップル」という別名があります。
確かに、見た目がパイナップルに似ていますね。
ホヤの生態や旬、種類をみていきましょう。

ホヤの生態

巻いていないだけで、シルエットにすると巻貝にそっくりなホヤ。
ホヤ貝と呼ばれることもありますが、ホヤは貝ではありません。

すけさん
すけさん

愛知県蒲郡市で天然記念物に指定されているナメクジウオの仲間で、脊索動物の一種です。

海の中のプランクトンを食べ、海水を体内に取り入れては、体外に排出して育ちます。
そのため、海の水質によって味が左右されます。

おゆう
おゆう

種類が同じであっても、産地が変われば味も変わるのがホヤの特徴です。

ホヤの種類

ホヤは大きく分けて2種類あります。

① 北海道を産地とする天然の赤ボヤ
② 宮城県や岩手県秋田県など東北地方を産地とする養殖のマボヤ
の2種類です。

宮城原産のマボヤは全国シェアの8割に達します。

ホヤの旬

ホヤは4月から10月までの約7ヶ月間獲ることができます。
この中でも、一番美味しいのは7月から8月です。
というのも、気温が上がると、身が厚くなり、うま味がアップするからです。

おゆう
おゆう

ホヤは好き嫌いがはっきりと分かれる食材です。
ホヤを始めて食べる方は、うま味が強い夏に食べてみてください。

ホヤの栄養素

ホヤ1匹あたりの食べられる部分の重さの平均は46gです。
気になるカロリーは、46gあたり14kcalと低め。

すけさん
すけさん

消化が良く、吸収も早いため、晩酌のおつまみなど、寝る前に少し食べたい時などに大活躍します。

ホヤには、タンパク質や脂質、炭水化物などの他、次のような栄養素が含まれています。

ビタミンB12

赤血球の生成に欠かせないビタミンB12。
ビタミンB12が不足すると、めまいや動悸、貧血を引き起こしやすくなります。

ビタミンB12は鮭はしじみ、いわしなどに多く含まれていますが、加熱時間が長ければ長いほど損失してしまいます。
ホヤは刺身で食べられるので、ホヤに含まれているビタミンB12を100%摂取することができます。

亜鉛

味覚を整えたり、新しい細胞を生成したりするのに必要な亜鉛。
亜鉛が多く含まれている食材として有名なのが牡蠣ですよね。

残念ながら、ホヤに含まれる亜鉛の量は牡蠣の3分の1程度。

でも、牡蠣に比べて安く購入できるホヤは、普段の食事に取り入れやすい食材です。

グリコーゲン

疲労を取り除いたり、集中力を高めたりするのに必要なグリコーゲン。
あまり聞き慣れない栄養素ですが、がんを予防する効果があるといわれています。

ホヤには牡蠣の約2倍ものグリコーゲンが含まれています。

その他

アンチエイジング効果のあるビタミンE、生活習慣病の予防に効果のあるタウリン、アルツハイマー症の予防に効果のあるプラズマローゲンなどが豊富に含まれています。

ホヤのおすすめの食べ方

ホヤを一口食べると、甘味、塩味、苦味、酸味、うま味を楽しめるといわれています。

でも、ホヤは好き嫌いがはっきり分かれる食材です。
私の両親や夫もホヤを食べたことがありますが、ホヤを好んで食べ続けているのは私だけです。

おゆう
おゆう

そんな私の一番好きな食べ方は刺身です。

蒸したり、焼いたりして、ホヤの殻まで食べる方もいらっしゃりますが、私はホヤの見た目が苦手なので、今のところ、殻を食べる勇気がありません。

ホヤの殻を食べる方からすれば勿体ないかもしれませんが、刺身にして中身だけを食べて、殻は捨てます。

刺身で食べれば、加熱して損なわれる栄養素までしっかり摂取できます。
もちろん、ホヤの殻を食べる方は好きな調理方法で食べてくださいね。

ホヤを初めて食べる方には、産地直売のホヤがおすすめです。
新鮮であればあるほど、ホヤは生臭さが少なくなります。
おゆう
おゆう

調理済みの加工品もおすすめです。
味がしっかり染み込んでいるので、生臭さを感じにくいです。

ホヤのさばき方

見た目がアレなうえに、触るとぶよぶよしているホヤ。
ホヤを触りたくないという方もいらっしゃると思いますが、さばき方はとても簡単です。

YouTube にホヤのさばき方をアップしている方が多くいらっしゃりますが、私が一番参考になった動画はこちら。

おゆう
おゆう

包丁で切る方もいらっしゃりますが、包丁の切れ味が悪いと、汁が勢いよく散ってしまうので、私はキッチンバサミを使っています。

まとめ

ホヤの生態や旬、種類、含まれる栄養素や美味しい食べ方、さばき方を紹介しました。

ホヤはビタミンB12や亜鉛、グリコーゲン、ビタミンEやタウリン、プラズマローゲンなどが豊富です。
身が厚くなり、うま味がアップする7月から8月に食べるのがおすすめですよ。

産地である北海道や東北地方で販売されているので、旅行の際には、スーパーの鮮魚コーナーをのぞいてみてくださいね。

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