大河ドラマ「真田丸」では内野聖陽さん演じる徳川家康が、同じく大河ドラマ「どうする家康」では松本潤さん演じる徳川家康が爪を噛むシーンがありました。
徳川家康の爪を噛む癖、爪を噛んでいた理由と心理状態、やめる方法を紹介します。
徳川家康には爪を噛む癖があった!
紹介したように、ドラマで徳川家康の爪を噛むシーンが描かれていますが、徳川家康は本当に爪を噛んでいたのでしょうか。
東京日日新聞によると、天正12年(1584年)に勃発した小牧・長久手の戦いで、徳川家康は両手10本の指の爪を噛みつくしたのだとか。
両手の指の爪を噛みつくしていたら、徳川家康は手に力が入らず戦えなかったと思います。
噛みつくしたという表現は言い過ぎかもしれませんが、徳川家康に爪を噛む癖があった可能性は高いのではないでしょうか。
爪を噛む理由と心理状態
大人になって爪を噛むようになったという方は少なく、爪を噛む癖の多くは幼少期に始まります。
そして、子どもが爪を噛むのは精神的にストレスを感じた時です。
ここで、徳川家康がストレスを感じたと考えられる場面をみていきましょう。
織田家、今川家で送った人質生活
幼少期に、織田家、今川家で人質生活を送っていた徳川家康。
今川義元から家庭教師をつけてもらい、長男・今川氏真同様、大事に育てられましたが、今川家臣の中には、徳川家康の悪口を言ったり、馬鹿にしたりする者がいました。
そして、呆然とする今川家臣の前で、縁側に立ってトイレをしました。
関ヶ原の戦いで小早川秀秋が動かなかった時
天下分け目の関ヶ原の戦い。
東軍の総大将だった徳川家康は西軍の小早川秀秋に使者を送り、東軍が勝利したら領地を与えると約束しました。
小早川秀秋は戦の重要局面で東軍に寝返ると返答しましたが、重要局面を迎えてもなかなか動こうとしません。
焦りと怒りを抑えきれなかった徳川家康は近くにいた兵に当たり散らし、また、近くにあった旗・指物を刀で斬りました。
興奮状態に陥った戦
命をかけた戦では、皆緊張したり、気持ちが高ぶったり、さまざまな感情が入り乱れるもの。
戦場で興奮した徳川家康は鞍壷を手で叩き、手が血まみれになったといわれています。
信康の死を思い出した時
織田信長と清州同盟を結んだ徳川家康は、織田信長の長女・徳姫を長男・信康の正室に迎えましたが、信康と徳姫の夫婦仲は悪く、徳姫が織田信長に告げ口したことで、信康は殺されてしまいます。
それから何十年と経ち、酒井忠次が子ども達の加増を申し出ると、徳川家康は「(私の長男を見殺しにしたのに)自分の子どもは可愛いんだな」と言い、酒井忠次を黙らせました。
家臣から子どもの話を聞く度に、徳川家康は信康を失ったことを思い出していたのではないでしょうか。
鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギスという句があるように、徳川家康に対して、忍耐強い、我慢強い印象を抱いている方も多くいらっしゃると思います。
今川義元、織田信長、豊臣秀吉に従い、タイミングを見計らって天下を統一した徳川家康は、確かに忍耐強い人物。
でも、我慢する度に大きなストレスを感じていたんですね。
爪を噛む癖をやめる方法
徳川家康は爪を噛んでストレスを解消していましたが、爪を噛んで気持ちがスッキリするからといって、爪を噛み続けるわけにはいきませんよね。
また、指の皮膚が傷ついたり、爪の中に入っている細菌が体内に侵入したりするおそれがあります。
爪を噛む癖をやめるには、どうしたらいいでしょうか。
爪を短く切る
爪が長くて噛むのであれば、短く切り揃えて、爪を噛まないようにしましょう。
深爪にすると、指に力が入らなくなり、生活に支障が出るので程々に切ってくださいね。
苦いマニキュアを塗る
多くのマニキュアは無味ですが、中には、苦い味のするマニキュアもあります。
苦み成分は子どもが口に入れても問題のない安全なものですが、とにかく苦いです。
爪を噛む癖のあった子どもに使おうと、私自身試し塗りして舐めたことがありますが、とっても苦かったです。
お茶やジュースを飲んでも、うがいをしても、口からしばらく苦さが抜けませんでした。
もちろん、子どもは爪を噛まなくなりました。
他のストレス解消法をみつける
爪を噛んでストレスを解消しているなら、爪を噛む以外のストレス解消法をみつけましょう。
読書や手芸など、両手を使うような動作がオススメです。
まとめ
徳川家康の爪を噛む癖、爪を噛んでいた理由と心理状態、やめる方法を紹介しました。
徳川家康は我慢強い人物ですが、それと同時に大きなストレスを感じ、爪を噛んでいました。
爪を噛んでいると、指が傷ついたり、細菌が体内に入ったりするおそれがあります。
できるだけ早く、爪を噛む癖をやめましょう。
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