子供と一緒に楽しめる会津若松市の観光スポット4選!

福島県の中でも、会津藩の城下町として栄え、多くの観光客でにぎわう会津若松市。

子供一緒に楽しめる会津若松市観光スポットを4つ紹介します。

スポンサーリンク

会津武家屋敷

会津武家屋敷には、家老屋敷と歴史建造物があります。

家老屋敷

家老屋敷は会津藩松平家譜代の家臣で、代々家老を務めてきた西郷家の西郷頼母近悳(さいごうたのもちかのり)の邸宅を復元したものです。

西郷頼母は会津藩第9代藩主・松平容保に京都守護職の辞退をアドバイスします。
ところが、アドバイスは受け入れられず、その後、西郷一族21人は自刃に至りました。

家老屋敷の敷地面積は2400坪、建築面積は280坪にも及び、部屋数はなんと38もあります。

38部屋は大きく4つに分けられます。
① 藩主をはじめ、重役だけを通す格式の高い部屋
② 使者の間や番所、役人所など、西郷家の家臣が執務や警備に使用する部屋
③ 家族が使用する部屋
④ 女中部屋、台所など、使用人が使う部屋
です。

部屋の各所には生活調度品が置かれ、当時の生活の様子を知ることができます。

歴史建造物

歴史建造物には、
① 天保8年(1837年)に建てられた旧中畑陣屋(復元)
② 会津の歴史、会津で暮らしてきた人々の暮らしを紹介した会津くらしの歴史館
③ 京都見廻組の与頭として京都警固に努めた佐々木只三郎の墓
などがあります。

【住所】
福島県会津若松市東山町大字石山字院内1
※無料駐車場有。
【電話番号】
0242-28-2525
【営業時間】
8:30から17:00
※年中無休です。
※12月から3月の営業時間は9:00から16:30となります。
【入館料】
大人:850円、中・高校生:550円、小学生:450円

東山温泉から近いので、東山温泉に宿泊する方はチェックイン前やチェックイン後に訪れるのがオススメです。

御薬園

御薬園は国の指定名勝、会津松平氏の庭園です。

庭園が「御薬園」と呼ばれるようになったのは、会津藩第3代目藩主・松平正容(まさかた)の治世。

松平正容は庭園内で朝鮮人参を栽培しました。
そして、家臣はもちろん、民にも朝鮮人参を摂るよう奨励し、「御薬園」と呼ばれるようになりました。

お薬園の始まりは蘆名氏第7代当主蘆名直盛の治世に遡ります。

朝日保方という老人が御薬園にあった薬泉を使って、病を患った喜助という農民を救いました。
この薬泉は「鶴ヶ清水」と名付けられ、その隣には朝日保方を祀る「朝日神社」が建てられました。

会津藩第9代藩主松平容保の治世では、戊辰戦争が勃発。
松平容保は松平喜徳に藩主の座を譲った後、しばらく御薬園で生活を送りました。

会津戦争が始まると、御薬園内の御茶屋御殿は新政府軍の治療所となりました。
そのため、御茶屋御殿や湖の中央に位置する楽寿亭は消失を免れました。

昭和11年(1936年)には、歌人・与謝野晶子が御薬園を訪れ、歌を残しました。
また、昭和48年(1973年)には、秩父宮妃勢津子殿下にゆかりのある重陽閣が建築されました。

おゆう
おゆう

御薬園の売店では、薬草を使った茶葉を取り扱っています。

売店で薬草茶を購入すると、通販の案内文がもらえます。
まずは、御薬園の売店で薬草茶をいくつか購入し、お気に入りの薬草茶をみつけてみてはいかがでしょうか。

【住所】
福島県会津若松市花春町8-1
※無料駐車場有。
【電話番号】
0242-27-2472
【営業時間】
8:30から17:00
※年中無休です。
【入館料】
大人:330円、高校生:270円、小・中学生:160円

旧滝沢本陣

旧滝沢本陣は延宝6年(1678年)に滝沢組郷頭を務めた横山家の邸宅として建築されました。

その後、時代を経て、旧滝沢本陣は、
① 会津藩主が参勤交代で江戸に向かう
② 会津藩初代藩主・保科正之を祀る土津神社の参拝に向かう
ための休息所として使用されました。

戊辰戦争では、当時の会津藩主・松平容保の出陣により本営となります。
白虎隊も旧滝沢本陣から出陣を命令されました。

たたみ廊下や御次之間、御座之間には、当時の弾痕や刀傷が生々しく残っています。
また、昔のお風呂場やトイレ、納戸が残っています。

戦争の悲惨さ、当時の人々の暮らしを知ることのできる場所です。

【住所】
福島県会津若松市一箕町大字八幡字滝沢122
※無料駐車場有。
【電話番号】
0242-22-8525
【営業時間】
9:00から17:00
※定休日は月曜日です。
※10月、11月の営業時間は9:00から17:00、12月から3月は予約のみとなります。
【入館料】
大人:400円、高校生:300円、小・中学生:200円
※スタッフがいない場合には、料金箱に入館料を入れてください。

旧滝沢本陣は全体的に天井が低く、また、蜘蛛の巣がところどころにあります。
背の高い方は天井に頭をぶつけたり、蜘蛛の巣に引っかかったりしないように注意しましょう。

おゆう
おゆう

旧滝沢本陣は至るところに経年劣化が見られます。

でも、弾痕や刀傷を残し、歴史を後世に伝えるためには、修繕したり、建て替えたりできないのかもしれません。
劣化がこのまま進めば、旧滝沢本陣に出入りすることができなくなる可能性もあります。

会津若松駅から離れているため、足を運びづらいかとは思いますが、是非時間を作って訪れてほしい観光スポットです。

さざえ堂

旧滝沢本陣から歩いて10分弱の飯盛山にあるさざえ堂。

寛政8年(1796年)郁堂和尚が考案、建立したといわれています。

昇り降り別々のらせん型階段を用いることにより、たくさんの参拝者が訪れても混雑しないつくりになっています。
さざえ堂の建築様式は、日本はもちろん、世界にも例がないとされる珍しいものです。

【住所】
福島県会津若松市一箕町八幡滝沢155
※無料駐車場有。
【電話番号】
0242-22-3163
【営業時間】
8:15から日没
※年中無休です。
※1月から3月の営業時間は9:00から16:00となります。
【入館料】
大人:400円、高校生:300円、小・中学生:200円

まとめ:子供と一緒に会津若松市を楽しもう!

子供一緒に楽しめる会津若松市観光スポットを4つ紹介しました。

私の子供(当時6歳と4歳)が一番楽しんでいたのは御薬園です。
薬草と名前の書かれた看板を見比べて、名前を読み上げていました。

紹介した4つの観光スポット以外にも、会津若松市には子供と一緒に楽しめる観光スポットがあります。
是非、調べてみてくださいね。
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
ブログランキングに参加しているので、もし良ければクリックで応援をお願いします!
にほんブログ村 歴史ブログ 日本史へ

タイトルとURLをコピーしました