三方ヶ原の戦いがよく分かる犀ヶ崖資料館の見どころとアクセス

徳川家康の人生最大の危機といわれる三方ヶ原の戦いと大敗したその日の夜に武田軍を襲撃した犀ヶ崖の戦い。

三方ヶ原の戦い、犀ヶ崖の戦いについて知りたいなら、犀ヶ崖資料館に行くのがオススメです。

犀ヶ崖資料館見どころアクセスを紹介します。

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犀ヶ崖資料館とは?

犀ヶ崖資料館は三方ヶ原の戦いや犀ヶ崖の戦い、遠州大念仏などについて紹介している資料館です。

JR浜松駅から車で10分走ったところにあるので、車で観光する人にとってアクセスのいいスポットです。

実は、犀ヶ崖資料館の前身は宗円堂。
宗円堂は三方ヶ原の戦いで亡くなった人々の霊を祀ったお堂です。

昭和57年(1982年)宗円堂を資料館として改修し、犀ヶ崖資料館が誕生。
その後建物の老朽化が進んだため、建て替えが決まり、平成27年(2015年)にリニューアルオープンしました。

見どころ

犀ヶ崖資料館は規模が小さいため、所要時間は30分もあれば十分です。
でも、犀ヶ崖資料館とその周辺には見どころがたくさんあります。

分かりやすい映像解説

犀ヶ崖資料館では、三方ヶ原の戦いや犀ヶ崖の戦い、逸話はもちろん、浜松城に住んでいた徳川家康の生活をまとめた映像を見ることができます。

上映時間は20分程度ですが、「歴史の映像解説なんて、子どもが退屈するんじゃない?」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

おゆう
おゆう

実は、3歳と5歳の子どもを連れて行った私もそう思っていました、あの大人気キャラクターを見るまでは。

映像には、浜松市のマスコットキャラクター出世大名家康くんが案内役として時々登場します。

坊っちゃん
坊っちゃん

退屈し始めたかなと心配になるタイミングで、家康くんが登場。

家康くんが登場すると映像に再び釘付けになるので、子どもも最後まで楽しんで見られました。

プロのジオラマ作家の作品

犀ヶ崖資料館の中には、浜松市出身のプロのジオラマ作家・山田卓司さんの手がけたジオラマがたくさん展示されています。

三方ヶ原台地で武田信玄と徳川家康が対峙するシーン、激突するシーン、そして、徳川家康が敗走するシーンなど、重要なシーンをジオラマで再現。
勇ましさ、悔しさなど、さまざまな感情が顔に表れています。

迫力いっぱいのジオラマを見る度に映像を思い返すので、復習することができます。

本多忠真顕彰碑

犀ヶ崖資料館を正面にして左手、駐車場の近くに本多忠真顕彰碑があります。

徳川四天王の一人・本多忠勝の叔父である本多忠真は三方ヶ原の戦いで亡くなった家臣の一人です。
徳川家康を含む徳川軍が浜松城へ退却できるよう、殿隊となって武田軍に斬り込み、39歳で討死しました。

この本多忠真顕彰碑は、本多忠真の忠義を称えた第17代本多子爵によって、明治24年(1891年)に建立されました。

夏目吉信(広次)顕彰碑

国道257号を挟んだ向かいに、夏目吉信(広次)顕彰碑があります。

本多忠真に同じく、夏目広次も三方ヶ原の戦いで亡くなった家臣の一人です。
命からがら逃げる徳川家康の前に現れ、徳川家康の身代わりとなって武田軍に飛び込んでいきました。

夏目広次がいなければ、徳川家康は三方ヶ原の戦いで討死していたかもしれません。

犀ヶ崖

現在私達が見ることのできる犀ヶ崖の規模は、幅30メートル、長さ116メートル、深さ13メートルですが、三方ヶ原の戦いが起きた当時の規模は幅50メートル、長さ2キロメートル、深さ40メートルで、大きな崖でした。

犀ヶ崖資料館の向かいにある物見台から、犀ヶ崖を見下ろすことができます。
柵はありますが、崖に落ちないよう注意してくださいね。

親切なスタッフさん

見どころではありませんが、紹介せずにはいられないのが、犀ヶ崖資料館の親切なスタッフさん。

お嬢ちゃん
お嬢ちゃん

子どもにも分かりやすいように、展示物を説明してくれます。

また、「ここは行きましたか?まだ行っていないなら、是非行ってみてください」と言って、三方ヶ原の戦いや徳川家康の歴史が分かる観光スポットをどんどん紹介してくれます。

残念ながら、私はその日中に京都市内に移動しなければいけなかったので、紹介してくれた観光スポットに行くことはできませんでしたが、紹介してくれた観光スポットは、三方ヶ原の戦いについて調べていた私にとって興味深いスポットばかりでした。

アクセス

【住所】
静岡県浜松市中区鹿谷町25-10
※無料駐車場有。
※バスで向かう場合、遠州鉄道バス浜松駅前バスターミナルから、①番ポール「舘山寺行」、もしくは、⑮番ポール「奥山・気賀行」に乗って、「浜松北高」停留所で下車すると便利です。
【電話番号】
053-472-8383
【営業時間】
9:00から17:00
※定休日は月曜日ですが、月曜日が祝日の場合は開館しています。
また、祝日の翌日や12月29日から1月3日は休みです。

見どころがこんなにたくさんあるのに、入館料はなんと無料!
三方ヶ原の戦いや徳川家康の歴史が分かる観光スポットも紹介してくれます。

三方ヶ原の戦いや犀ヶ崖の戦いについて知りたい方はもちろん、「浜松市内を観光しようと思っているんだけど、どこに行こうか悩んでいる」という方は犀ヶ崖資料館に行ってみてはいかがでしょうか。

大河ドラマ「どうする家康」をもっと楽しむなら、こちらのガイドブックがオススメです。


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